お知らせ

令和6年度京都市芸術文化協会賞 について

2024年07月05日(金)

令和6年度京都市芸術文化協会賞の受賞者を下記のとおり決定いたしました。

公益財団法人京都市芸術文化協会では、協会に所属する会員を対象に、近年の芸術文化活動が特に顕著な者、芸術文化の向上に多大の功労があったと認められる者を表彰しています。


令和6年度京都市芸術文化協会賞受賞者(3名)

  船岡 陽子〔洋楽〕

  中西 照恵〔洋舞〕

  石原 さつき 〔伝統芸能〕


 

受賞者業績・受賞歴(2024年6月時点)

船岡 陽子 ふなおかようこ 〔洋楽:ピアノ〕
京都で生まれ育ち、幼少より音楽家としての専門的教育を受ける。京都市立堀川高等学校音楽課程(現在の京都市立堀川音楽高等学校)を経て、京都市立芸術大学ピアノ科を卒業。大学在学中よりリサイタルを開催するなど、積極的に演奏活動を展開し、ドイツ音楽中心であった日本のクラシック界において、現在に至るまで50年の間、フランス音楽の普及と振興に貢献している。

[主な受賞歴]
 1969年 稲畑音楽賞
 1973年 大阪音楽クリティッククラブ賞 新人賞
 1976年 大阪文化祭賞・奨励賞
 1986年 大阪文化祭賞
 1986年 藤堂顕一郎音楽褒賞 ほか

 

中西 照恵 なかにしてるえ〔洋舞:バレエ〕
10歳で上島君子バレエ研究所に入所し、上島君子に師事。後に友松宏之氏、薄井憲二氏の指導を受ける。その後はダンサー、教師として宮下靖子バレエ団に入団し研鑽に励み、 1976年には中西照恵バレエスタジオを設立。地域との交流にも積極的に関わり、小・中学校へのバレエの紹介訪問、福祉施設、養護学校への慰問に参加している。

[主な受賞歴]
 2015年 Japan Ballet Competition 滋賀 最優秀指導者賞
 2016年 Japan Ballet Competition 滋賀 優秀指導者賞
 2018年 Osaka Prix 全国クラシックバレエ・コンペティション最優秀指導者賞
 2022年 宇治市地域社会貢献者表彰
 2023年 GRAND PLUME Ballet Competition 最優秀指導者賞

 

石原 さつき いしはらさつき〔伝統芸能:今様〕
平安時代に発生し、鎌倉時代非常に流行した「今様舞(いまようまい)」を再興した桝井泰山氏が1948年に開いた、日本今様謌舞楽会(にほんいまよううたぶがくかい)を、1978年に2代目家元として継承。現在まで、今様舞の研究、継承に励み、数多の後継者の育成と鍛錬に努めてきた。

[主な経歴・受賞歴]
 1978年 師・桝井泰山亡き後、遺言により二代目として家元を継承
 1989年 京都市文化使節団としてアメリカ(ボストン市)に派遣
 1990年 中華民国世界文化大賞受賞
 2004年 ポルトガルにて公演 2012年 フランス(パリ・アクリマタシオン公園)日本祭に出演
 2015年 今様合復興30周年記念の会(京都国立博物館平成知新館)
 2018年 ハンガリー大使公邸にて、他国大使に今様を披露
 2019年 ハンガリー(ブタペスト市内)の会場にて今様を披露
 

 

 

令和6年度京都市芸術文化協会賞表彰式

開催日:2024年7月9日 会場:ホテルオークラ京都〔暁雲の間〕

左から、船岡陽子氏〔洋楽〕、中西照恵〔洋舞〕、石原さつき〔伝統芸能〕